春野球場前まで行きましたが…

 燃えまくって春野球場前に午前9時前に到着しましたが、球場周辺は閑散としています。試合は中止。雨天順延です。

 午前8時に球場事務室に電話を入れると、まだ大会本部からは連絡がないということで、土佐高応援の気持ちが昂る私は矢も楯もたまらず、行け~と自らにGoサインを出し、曇り空の須崎を出発。

 吾桑から戸波あたりまでは曇りでしたが、土佐市で霧雨、春野に近づくと小雨になり、こりゃあ、ヤバいと思いましたが、やっぱり。春野へのドライブとなりました。往復60㌔、ガソリンは5㍑ほど使ったでしょうか。でも、燃え盛る気持ちを抑えきれず、已むに已まれず車を走らせてしまったのです。

 仕切り直しで、晴れの天気予報の明日に改めて気持ちを燃え立たせて、春野球場に向かいます。最高のコンディションのもと、土佐高には胸のすくような戦いで高知西高に快勝し、高知商との準々決勝に駒を進めてもらいたいと願うものであります。

 ちなみに、昨夜は、鈴木誠也選手のサヨナラヒットで巨人に3タテを食らわせる劇的勝利を、生放送で観ることができて、「最高で~す!」でした。カープ女子、もとい、カープおばちゃんになってくれている般若嫁様も、一緒に応援してくれ、興奮し、感動のシーンの喜びを共有してくれたので、余計に嬉しかったです。

 カープ命のアンチ巨人の私としては、日曜晩の勝利の美酒に酔い痴れ、ドーパミン出まくり状態でぐっすり安眠。ストレスも疲れも全部吹き飛びました。日中の須崎総合高歴史的勝利の余韻も加わって、ほんまに気持ち良く、最高の気分で眠ることができましたよ。

 嫁様の小学校の修学旅行は、広島にも訪れるそうで、マツダスタジアムでのプロ野球観戦がコースに組まれているそうです。対戦カードは、阪神タイガース。私も同行して、小学生のみなさんと一緒にカープ応援に声をからしたいところですが、お邪魔虫になるので止めておきますね。

須崎総合高校がベスト8進出

 歴史的勝利で、須崎総合高校がベスト8進出を決めてくれました。

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 相手投手を打ち込むものの、送りバントの失敗などで攻めあぐね、1-1の中盤、土佐塾高に3点を奪われ、1-4の劣勢のまま迎えた7回裏、胸のすくような集中打で一挙に5得点。6-4と試合をひっくり返し、9回表の土佐塾高の猛反撃を1点でしのぎ切り、6-5の1点差で逃げ切りました。

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 須崎高、須崎工ともに、最近は初戦突破するのも珍しいほどだったのですが、統合して迎えた令和初の大会で、破竹の2連勝。伊野商、土佐塾高という実力派をたて続けに破っての8強入りはお見事です。

 卒塾生のS岡君も活躍してくれました。2番バッターとして、初回のチャンスこそ送りバント失敗に終わりましたが、第2打席はレフト前にライナーで落とすヒット。第3打席もしぶとく三遊間を破るヒット。第4打席は逆転シーンにつなげるチャンスメイクの四球を選び、チームの勝利に大貢献。

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 守備でも、堅実にレフトでライナー性のフライを取ってくれました。勝利の瞬間の須崎総合サイドの3塁側スタンドの保護者の皆様の盛り上がりよう、喜び具合は、あたかも優勝を決めた瞬間のようでした。

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 おめでとうございます。新たなる学校の門出にふさわしい価値ある貴重な勝利です。須崎界隈の野球少年が、こぞって須崎総合高に進学したくなるような、希望を抱かせてくれる気迫に満ち、粘り強い戦いぶりでした。今日は本当に観戦に駆け付けて良かったです。歴史的な感動の瞬間に立ち会えて、須崎関係の人たちとの会話の格好のネタが仕込めましたよ。

 次は強敵のシード校岡豊高。臆することなく、同じ須崎市内の浦ノ内中出身のU田投手に立ち向かい、持ち前のしぶとく気力充実の戦いを見せて接戦に持ち込んでほしいと願います。

 須崎総合高勝利の余韻に浸りながら、高知商と高知工の試合も4回まで観戦、いや、偵察しましたが、市商の打者たちのパワフルさには度肝を抜かれます。土佐高の偵察隊がネット裏に3名訪れ、ビデオ録画もしていましたが…。

 明日の高知西高戦に勝たなければ、挑戦権をつかむことができません。エースのY田君は温存で、軽く勝ち上がって、市商にエンジン全開で全力投球してもらいたいものですね。

敵ながら天晴れの圧巻の投球

 カシッ。ジョボジョボジョボ。ウグウグウグプファッ!嗚呼~、これこれ、最高。

 高知球場から急いで帰宅し、シャワーを浴び、冷蔵庫から発泡酒(キリン端麗グリーンラベル生)を取り出し、グラスと一緒に持って降りて、事務室のパソコン前で乾杯。勝利の美酒はこの上もなく美味いです。

 際どい勝負でした。土佐高は、高知南高に紙一重の差で競り勝ちました。ワンチャンスをものにした勝負強さは土佐らしさを感じさせてくれて、とても嬉しかったです。

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 ピンチも何度か迎えましたが、選手の皆が励まし合い、士気を鼓舞し合って、粘り強く守り抜きました。2-0でのシャットアウト勝ち。よくやりました。1回戦突破で、来週の2回戦・高知西高にベスト8入りをかけて、今年早くも公式戦3度目の戦いです。

 勝利した土佐高の戦いぶりは見事でしたが、それ以上に高知南高エースの竹崎君の健闘ぶりは天晴れでした。球運拙く1回戦で消え去りましたが、今日の素晴らしい投球は、今後の彼の活躍に大いに期待を抱かせてくれるものでした。

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 高知球場にはスピードガンがないので、球速がどれくらいかは分かりませんが、ワインドアップモーションからずばっと投げ込むストレートは威力十分。鋭く落ちるスライダーとのコンビネーションも良くて、土佐の強力打線が差し込まれて凡打や三振の山を築きます。

 5回裏に、送りバントの処置を誤った内野陣の失策で満塁のピンチを招き、土佐高の集中力のある打線に、手堅く外野フライを打たれ犠牲フライでまず1点。石原田主将の値千金の鋭いライナーで三遊間を破るレフト前適時打で2点目を失ってしまいましたが、あとはスコアボードに0の数字が並びました。

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 昨年春には、竹崎投手はぼくぼくに打たれ火達磨状態でしたが、1年間で大きく成長し、5回裏以外は完全に土佐打線を抑え込み、付け入る隙を与えませんでした。立派な投球は、今大会の華と言えるでしょう。敵ながら天晴れの圧巻の投球でした。拍手!

 土佐高の勝因は、2年生ピッチャー、背番号10の土居君の安定感があり、度胸満点の投球があったればこそでした。背番号1のエース横田君は、「温存」なのでしょうか。それとも、土佐中出身の下級生の土居君の調子が、エースを上まっていたのでしょうか。

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 8回表2死2・3塁の一打同点のピンチにも、相手の4番打者を見逃しの三振に切って取った場面は、今日のハイライトでした。

 今日の試合の勝負の分かれ目は、打線の強さにあったと感じます。大会屈指の好投手から、2点をしぶとく奪った土佐が、2年生投手に勝負所で抑え込まれた高知南の一枚上でした。

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 さあ、次の試合は来週の日曜日、21日の午前9時から春野球場での高知西高戦です。春季は3-6で敗れ、県体では7-0でコールド勝ち。1勝1敗で、ベスト8入りをかけて3度目のガチンコ勝負です。楽しみ~!

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第101回全国高等学校野球選手権大会高知県予選

 第101回全国高等学校野球選手権大会高知県予選が、いよいよ明日13日土曜日に開幕します。

 土佐高校の登場は、14日・日曜日、高知球場での第3試合。気掛かりなのはお天気です。明日はまだ何とかやれそうですが、日曜日は終日雨。天気予報によると降水確率は100%なので、雨天順延ということになりそうです。

 でも、月曜日から週末までずっと雨マークが出ているので、いつやれるかは微妙なところ。月曜日が海の日の祝日なので、なんとかこの日には消化してもらいたいものです。

 土佐高校の1回戦の対戦相手は、高知南高校。高知南高校はまもなく、高知西高校と統合され、なくなってしまいます。思い起こせば、平成元年、土佐高校が夏に高知県予選を制した最後の大会の決勝戦の相手は高知南高さんでした。

 好投手に抑え込まれ、危うく負けかけましたが、主将の起死回生の逆転ホームランが出て際どく競り勝ちました。昭和の時代が終わり、平成になったばっかりの時の話なので、もう随分と昔の懐かしいお話となりました。

 そんな因縁のある南高と平成が終わって新たなる時代令和に入ったばかりの夏に対戦するとは、何かしら不思議な感じがします。しかも、まもなく南高は歴史を閉じるということもあり、時代の流れを感じずにはいられません。

 さて、話を試合の予想に移しましょう。昨年5月の県体で両校は戦いました。もちろん、私は観戦しましたよ。その時は、土佐高が5-0の完勝ペースだったにもかかわらず、油断したのかなんなのか、8回裏までに5-6と逆転され、敗戦も覚悟したのですが、9回表に猛攻で逆転勝ち。


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 その時の高知南高のエースは、2年生になったばかりの右本格派の竹崎凛星君。県体で敗れた悔しさをバネにして、土佐高へのリベンジに燃え、さらには最後の夏に懸ける思いも強いでしょうから、なかなかの強敵です。

  土 佐 012 020 004=9
  高知南 000 013 020=6

 高知新聞によると、土佐高の登録メンバーは次の通りです。

投 横田 啓悟 3
捕 伊藤 優冴 3
一 清水 智也 2
二 西村 郁哉 2
三 池端 航洋 3
遊 森 慎ノ輔 2
左◎石原田一樹 3
中 中口 翔太 3
右 河原 永虎 2
  土居 大喜 2
  井下 俊輔 3
  池  亮達 2
  滝田 海生 2
  中宮 瞭太 3
  池中 岳斗 2
  森澤  岳 2
  川渕光南斗 2
  浜松 圭太 1
  高田 一希 3
  松崎淳ノ祐 2

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 1年前、2年前の春に、期待を集めて土佐高野球部の仲間入りをしてくれた多くの選手たちの名前が無いのが、残念至極ではありますが、残って頑張ってくれたメンバーの力を結集し、協力一致誓いして、意気高く、気魄の横溢した試合ぶりで久々の土佐高旋風を巻き起こしてほしいと願います。

願い通り、土佐高は高知商のゾーン

 高校野球夏の選手権高知大会の組み合わせが先頃決定しました。

 私としては、土佐高にとっては願ってもない組み合わせだと喜んでいます。6月19日に希望的予想を述べた通りのくじ運となったからです。

 願い通り、シード校の中では当たりたかった高知商のゾーンに入ることができたからです。しかも、準々決勝までは対戦は無いという恵まれた組み合わせ。

 初戦は、互角の戦力の高知南高とのカードが組まれ、7月14日の日曜日、高知市営球場での第3試合に登場となりました。第1試合には、須崎総合高の試合があるので、朝から球場入りして、3試合全部を観戦する予定です。

 般若嫁様に送り迎えしてもらうことにして、クーラーボックスに発泡酒と缶酎ハイを紙コップ・かち割氷・おつまみの3点セットとともに持ち込んで、日がな一日高校野球三昧と洒落込みたいと考えています。楽しみ~。

 土佐高の試合予定が、次のようになればこぢゃんと嬉しいのですが、まずは初戦の高知南戦を一戦必勝で手堅く勝ち上がってほしいものです。

 超希望的観測の未来予想図。

 1回戦 高知南高。5-2で勝利。

 2回戦 高知西高。6-2で勝利。

 準々決勝 高知商。3-2で勝利。

 準決勝 高知高。2-1で勝利。

 決勝 明徳義塾高。4-3で勝利。平成元年以来の夏の甲子園大会出場決定!


 ちなみに、6月19日の書き込みは次のような内容でした。ぴったり希望と合致しているじゃあありませんか。


「 土佐高校は今年はシード権を獲得できなかったので、4強のどこかのゾーンに入ることになります。1位・明徳義塾高、2位・高知商、3位・高知高、4位・岡豊高。どこも強いですが、やはり春季四国大会県予選、県体とすべて二けた得点の圧勝続きで破竹の勢いの明徳義塾高さんのゾーンだけは回避したいところ。主将のくじ運に期待したいです。

 注目の1年生投手がいる高知高も強そうですし、浦ノ内中出身の好投手植田ジゲン君を要する岡豊高もダークホース的存在で侮れません。私としては、4強の中では最も与しやすいであろうと思われる高知商のゾーンに入り、横田投手の踏ん張りで長年の好敵手である市商を撃破して勢いに乗ってほしいという希望的観測の未来予想図を描いています。」

主将のくじ運に期待

 高校野球。夏の選手権高知県予選の組み合わせ抽選会が6月29日に迫ってきました。

 土佐高校は今年はシード権を獲得できなかったので、4強のどこかのゾーンに入ることになります。1位・明徳義塾高、2位・高知商、3位・高知高、4位・岡豊高。どこも強いですが、やはり春季四国大会県予選、県体とすべて二けた得点の圧勝続きで破竹の勢いの明徳義塾高さんのゾーンだけは回避したいところ。主将のくじ運に期待したいです。

 注目の1年生投手がいる高知高も強そうですし、浦ノ内中出身の好投手植田ジゲン君を要する岡豊高もダークホース的存在で侮れません。私としては、4強の中では最も与しやすいであろうと思われる高知商のゾーンに入り、横田投手の踏ん張りで長年の好敵手である市商を撃破して勢いに乗ってほしいという希望的観測の未来予想図を描いています。

 気になるのは、土佐高野球部OB会HPに載せられている部員名簿。1年生の部員の極端な少なさです。なんと、6名。来春も入部者激減現象が続くと、部員不足に泣いたかつての暗黒時代に戻りそうで大きな不安を感じています。

 急激な入部希望者減少の原因はいったいどこにあるのでしょうか。ひょっとして、現3年生部員たちの代の、高2春から夏にかけての大量退部に遠因があるとしたら…。そうでないことを祈りたいですが、先輩たちの姿を見たり、話を聞いたり、噂を耳にしたりで土佐高進学を敬遠したとしたら、由々しき問題であります。

 中学校の野球部の指導者の立場からしても、手塩にかけて育て上げ、文武両道を高いレベルで達成できると折り紙を付けて送り出した可愛い教え子が、失意落胆の思いを抱えて退部したと聞けば、後に続く文武に秀でた教え子を送り込むのに二の足を踏み、躊躇わざる気持ちにさせられるのもむべなるかな、であります。

自主的・意欲的な練習

 センバツ高校野球は、明日が決勝戦習志野高と東邦高の対戦はハイレベルの試合ですから、楽しみです。

 春季四国大会高知県予選は、本日決勝戦が行われ、明徳義塾高がぶっちぎりの優勝です。秋には準決勝で敗れた高知高(8-10)にきっちりとリベンジ。決勝でなければ、8回コールドの11-4の圧勝です。

 秋の悔しさをバネにして、冬季の厳しい訓練を目的意識の高い積極的自律的な練習にして、飛躍的にチーム力をあげてきたことがうかがえる試合ぶり。たいしたものです。

 明徳 11 - 4 高知

 明徳 13 - 3 小津 (6回コールド)

 明徳 11 - 1 高知工 (6回コールド)

 明徳 10 - 0 安芸 (5回コールド)

 明徳 10 - 3 中央 (8回コールド)

 ひるがえって、土佐高。秋には、明徳義塾高と3位決定戦を戦い、善戦したのですが…。一冬越えてのチーム力の成長ぶりがほとんど、いや、まったくと言ってよいほど見られなかったのは残念至極です。

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 公立校の高知西高に、3-6のダブルスコアでの敗戦を喫してしまいました。その不甲斐ない試合ぶりは、土佐高ファンとしては残念な情けなさ。集中力に欠けた、緻密で精度の高い土佐高野球とは程遠い内容だったことは、大いに反省の余地ありです。

 スクイズサインの見落とし、タイムリーエラーとなる外野手の落球、相手スクイズを外したにもかかわらず暴投により失点…。投手力、守備力、打力ともに冬に鍛え抜いた成果が見られなかったのはいったいどうしたことでしょうか。

 主体的、積極的な練習ができているでしょうか。「やらされる野球」・「命令されて嫌々やる野球」では伸びませんからね。

 土佐高が敗れた高知西高は、高知高に0-16(5回コールド)で完膚なきまで叩き潰されました。放った安打はたったの1本。その高知高が、明徳義塾高には二ケタ得点を奪われるボロ負け。

 秋の時点では、明徳との差はそれほどには感じられなかったのですが、現時点は雲泥の差、いや、月とスッポンになっている感は否めません。

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 県体をはさんで、夏の選手権大会までは残りあと3ケ月半。新入部員に頼るようでは、情けないので、新高2・高3の部員の皆様は、春初戦敗退の歯ぎしりをするほどの、地団太を踏むほどの悔しさを忘れず、自主的・意欲的な練習に打ち込んでくださいね。

 心から応援しています。

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