順当な推薦でした

 昨夜、土佐高校2年に在学中の三女・「カボちゃん」さんが、興奮冷めやらぬ面持ちで帰宅。

「授業中、先生がスマホで選考会実況を聞いてくれて、決まった時には教室中で大歓声。学校中が大騒ぎになっちょったで~。

 野球部の人らあは、緊張と期待と不安のあまり、ここにはようおらん…と言いよった。良かったねえ。嬉しいちや、本当に。」

 と事務室に寄ってくれての開口一番、報告をしてくれました。

 我が子が母校・土佐高に在学中に、野球部が甲子園に出場。夢に描いた理想の希望が叶えられました。しかも、憧憬の主将・吉川周君とクラスメートですから、最高の形です。

 しかし、甲子園に一緒に行くことはできません。断られたのです。般若嫁の愛車で、コニちゃん(慶二先生)や般若嫁と応援に馳せ参じるのは、二十一世紀枠で出場した3年前と同じですが、「カボちゃん」さんは、今回は同級生たちと応援バスツアーで甲子園に乗り込み、アルプススタンドで野球部の同胞を応援するというのです。

 ちょっと淋しいですが、これは楽しい悩み、喜びの嘆き、嬉しい悲鳴ですよね。

 昨日の選考会での推薦による出場決定の知らせは、私は思い描いていた通りで、想定内。まったくの順当な選抜だと思いました。ただ、地域性のみが心配でしたから、「土佐高校」の名が呼ばれた時は、嬉しさよりもほっとしたという安堵感のほうが強かったです。

 さて、春のセンバツ甲子園は決定したからには、思いは早くも3月20日の開幕にすっ飛びます。楽しみでなりません。

 春の選抜甲子園にて、私が土佐高校野球部の皆様にお願いする要望と期待は、たった一つ。それは、ずばり、

「4度目の正直で、宿敵の明徳義塾高校を打ち破ること!」

 に付きます。新人戦(選抜大会)・秋の四国大会県予選・四国大会準決勝と3タテを食らっている目の上のたんこぶの明徳さんになんとしてもリベンジしてほしいのです。

 土佐高が四国大会で勝ち進めた要因は、「打倒・明徳」という高い理想と明確な目標があったればこそ。切磋琢磨の精進で、お互いに甲子園を射止めることができたことは嬉しいですし、目指すべき高峰であり続けてくれている明徳さんを聖地で打ち破って、馬淵監督様や明徳の選手諸君に恩返しをしてほしいのです。

 ということは、同県勢同士ですから、必然的に、お互いに「決勝戦まで進まなければならない」ということになります。もちろん、明徳さんはそのつもりでしょうし、その力を十分に秘めています。ですから、土佐高も甲子園出場に浮かれていないで、「明徳を破って全国制覇」を具体的な目標にするべきなのです!(※きっぱりと。)

 さあ、早くも闘魂、燃えたぎってきましたよ。

 土佐と明徳だけでなく、同じ四国勢も全力で応援しますよ~。四国の4チームは、それぞれに強力チーム。明治神宮大会も制した四国覇者の高松商は、小豆島高校にしか負けていません。明徳義塾高は、高松商にしか負けていません。小豆島高は、土佐にしか負けていません。土佐は、明徳にしか負けていません。

 甲子園では、四国のチームが勝ち上がり、準々決勝あたりで、小豆島VS土佐、高松商VS明徳を是非とも見てみたいです。

 小豆島高は投手力が抜群ですから、下位打線の打力を上げてくれば上位進出の可能性は大なるものがありますから、もう一度土佐との対戦カードが甲子園で実現し、あぐり阿南スタジアムで試合終了後、声を掛けさせていただいた可愛いチアガールさんたちや凛々しい応援部の男子たちとの再会を果たしたいと切望しています。