92回生・土佐高野球部との1年間

「新人戦(選抜大会)」

1回戦   土佐高 8-1 中村高

準々決勝  土佐高 3-0 高知商

準決勝   土佐高 1-8 明徳義塾


「秋季大会」

2回戦   土佐高 11-4 中村高

準々決勝  土佐高  6-3 小津高

準決勝   土佐高  0-5 明徳義塾

3位決定戦 土佐高  3-1 高知工


「秋季四国大会」

1回戦   土佐高 3-2 徳島城南高

準々決勝  土佐高 4-3 小豆島高

準決勝   土佐高 3-4 明徳義塾


選抜高校野球(春のセンバツ甲子園)」

1回戦   土佐高 0-9 大阪桐蔭


「春季四国大会」

代表決定戦 土佐高 3-7 明徳義塾


「県体」

1回戦   土佐高 4-3 高知中央

準々決勝  土佐高 9-2 岡豊高

準決勝   土佐高 2-9 高知高


「選手権大会」

2回戦   土佐高 1-0 高知農

準々決勝  土佐高 6-8 高知中央

 全17試合。10勝7敗。新チームになってからの試合は、全部が全部を、現地の野球場に駆けつけて土佐高の純白のユニフォームが泥だらけになって躍動する姿を拝見させてもらいました。

 春野球場・高知球場・東部球場・アグリアナンスタジアム(徳島)・鳴門オロナミン球場、そして、高校球児憧憬の地甲子園球場。どこにも馳せ参じ、熱烈・熱血応援で応援部の皆様とともに選手諸君の士気を鼓舞し、土佐勝利にいささかでも貢献するべく、声を上げました。

 2016年度のチームの皆様とともに甲子園を目指して燃えまくったこの1年間は、私の土佐応援人生の中でも光り輝く、生涯の思い出となる貴重かつ稀有な、心躍り、土佐応援魂燃えまくるものとなりました。それだけに、今、祭りの後の淋しさや、素晴らしいチームとのお別れの切なさに身を焦がされています。

 ありがとう、ありがとう、本当にありがとうございました。土佐高の選手の皆様が、右文尚武の部是のもと、高いレベルでの文武両道を目指し、「甲子園&難関大学進学」の二兎を本気で追い求め、日々刻苦勉励の鍛錬と学習の日々を送りつつ、各大会で日頃練り上げてきた技術と精神をすべて発揮してグラウンド狭しと駆け回る姿に、いつも胸熱くし、「青春の心」と「若き血潮」を呼び起こしてもらえます。

 エネルギー、バイタリティー、青春の息吹き。それらをお裾分けしてもらえることが嬉しくて、また、それを求めて、土佐高球児の光輝に満ちた晴れ姿を拝みに球場まで足を運びます。それが、今チームでは、阿南~鳴門~甲子園と足を伸ばせたことも、本当に思い出多き、感慨深き選手の皆様からプレゼントしていただいた野球観戦旅で、心から感謝しております。

 夏の大会では武運拙く敗戦を喫しはしましたが、春までのエースの故障がありながら、選手の皆様が燃える闘魂の一丸の火の玉となって、実力的には上と見られていた相手に対して、一打サヨナラのシーンを迎えるまでの接戦を演じきったことを、心から賞賛いたします。

 火達磨状態と言えるまでに打ち込まれ続けても、必死で耐え、堅守でしのぎ、僅差の試合に持ち込めたところに、選手の皆様の精神的な逞しさを感じて、とても頼もしく思いました。指導者の方々の熱意に満ちた適切な指導と選手の皆様の明確な目標設定と地道で正しい努力の何よりの成果だと強く感じます。

 あの強い高知学園でも同じ準々決勝で敗退するのですから、夏の甲子園への道程は果てしなく遠く険しく厳しいですね。春の四国大会覇者ですからね。清宮君の居る早稲田実高も同じく準々決勝敗退。う~む、甲子園への道のり遥かなり、ですね。

 新チームはすぐに始動するでしょうから、私も気持ちを入れ替えて、選抜大会に向けて心をリフレッシュします。中心選手が何人か残りますから、新チームの活躍も今から本当に楽しみです。

 引退になる3年生の皆様、本当にご苦労様、そして、ありがとうございました。神懸った試合ぶりで、春のセンバツ甲子園を射止めたアグリアナンスタジアムでの2試合は、強く私の心に印象付けられ、生涯にわたって光り輝く宝物となりました。

 そして、なんといっても、我が子が土佐高在学中に一緒に甲子園に土佐応援に行くというだいそれた夢を実現させてくれたことを、本当に嬉しく思います。主将の吉川周君は、同じクラスだそうで、記念のサインを頂戴したいぐらいのファンの私です。

 いったん、グラブとバットと硬球はこちらにおいておき、これからは気持ちをスパッと切り替えて、もう一つの大きな夢や目標の「志望大学合格」に向かって邁進してくださいね。グラブを参考書に、バットをシャーペンに持ち替えて。やりきった感を自信と誇りとバネにして、次なるステージでも奮励努力で「国立大学・難関私立大学現役合格」をみごとつかみ取ってくれることを祈り願っております。