一丸となった火の玉の闘志で、ぶつかっていけ！
土佐高野球部の主将の吉川周君が、引き当ててくれそうな予感があったのですが、ずばり当たりました。
「あろうことか…」「よりによって…」「運悪く…」とか、土佐関係者からはため息交じりの感想が漏れそうなくじ運であり、決定の瞬間、正直私も重苦しい気分に沈みましたが、いやなに、引き当てて決定したからには、気持ちを切り替え、強敵に全身全霊をかけて挑むのみ。
甲子園への本当の挑戦は、全勝で臨む夏の選手権大会ですから、センバツで優勝候補筆頭の呼び声高い大阪桐蔭高とあいまみえる機会を持ち得たことをプラスに考えるべきです。この試合を最高の試練と経験にして、全国レベルの戦力を毎年備えてくる難敵・強敵である明徳義塾高、高知高の２強の牙城を突き崩すために、価値ある経験を積むことのできるこの上の無いチャンスととらえてほしいです。
春のセンバツ１回戦の試合では、春夏連続出場のために試金石として、持てる力を存分に発揮する土佐伝統の気魄と集中力に満ちた戦いぶりを期待します。けっして、ひるまず、ビビらず、蛇に睨まれた蛙の精神状態にならず、「大阪桐蔭なにするものぞ！」の火の玉の闘魂、ほとばしる覇気全開で、格上の相手に一泡吹かせてほしいと熱望します。
土佐に失うものはありません。勝って当たり前の相手の方にこそ、大きなプレッシャーがかかります。土佐は持てる力を１００％出し切り、相手には７０％しか出させない、しぶとく、したたかで、粘っこい土佐野球を見せてくださいね。
剛速球を持つ左腕エースだとて怖れることはありません。好球必打で、少ないチャンスをものにして、相手チームにプレッシャーをかけ、ロースコアの接戦に持ち込めば、勝機は必ず訪れます。
こちらにも気魄に満ちた小さな大投手・尾崎君がいるのですから、内外野の守備陣が粘っこく、球際強く守り抜いて尾崎君を盛り立ててほしいです。勝つためには、手痛い失策を犯さないことが絶対条件。
高松商は、昨秋の明治神宮大会で大阪桐蔭高を打ち破っています。その高松商に県予選決勝で勝ったのが小豆島高。その小豆島高に勝ったのが、我らが土佐高。ということは、大阪桐蔭高だとて、「怖るるに足りず」と言えるじゃあないですか。強敵だからこそ、倒し甲斐があるというものです。
今朝から、私自身、燃える闘志に満ち、緊張と期待で心臓をバクつかせながら抽選会を見守りました。そして、下馬評Ｎｏ．１、２の大阪桐蔭高との対戦カードが決まってからは、いったんはガッカリしたものの、すぐに気持ちを立て直すと、朝の闘志がさらにめらめら大きな炎と燃え上がり、今から鳥肌が立つぐらいの闘争心が湧き上がり、キーボードを打ちつつも武者震いをしているほど燃えに燃えているのです。
同じ高校生。全国制覇を本気で目指している明徳義塾高にも、３度目の戦いの四国大会準決勝では互角以上の戦いをできた実績もあるのですから、選手の皆様には自信と誇りを持って甲子園に乗り込み、培ってきた技術と精神力をいかんなく発揮し、純白のユニフォームが甲子園のダイアモンドを疾風の如く駆け回る獅子奮迅の戦いを見せてくれることを祈ります。
フレ～～～フレ～～～、土～佐～高～～～～～！！！
