至上命令・ミラクル土佐を実現せよ!

 明徳義塾高が、甲子園の初戦でこれほどの完敗を喫するとは…。かつては、甲子園初戦での「不敗神話」を作った明徳も今は見る影がありません。昨夏の敦賀気比高戦に続いて、今日の龍谷大平安高戦も、初戦で敗退。しかも、今日の試合はいいところなく、1-7の完敗。甲子園でこんなにも弱々しい明徳チームを見るのは初めての経験です。
 
 秋季四国大会で、土佐高と接戦を演じた小豆島高も、21世紀枠同士の願ってもないくじ運だったにもかかわらず、1-2と惜敗。甲子園で1勝をあげることの難しさをまざまざと見せつけられました。
 
 昨夏の選手権大会では、四国勢はすべて初戦で姿を消しました。そして、また、センバツでも2連敗。そう思いたくはないのですが、近畿や東北勢と比べて四国地区全体のレベルの低下ぶりは顕著なのですね。かつては、野球王国四国と形容されたものですが、今や、四国のチームは対戦相手としては「安全牌」状態になっているのが、淋しく、悔しくてなりません。
 
 土佐高より強い明徳義塾高が、龍谷大平安高に敗れました。その平安高よりも強いのが大阪桐蔭高。なにかしら戦う前から、背筋の凍る思いに包まれているのは私だけではないことでしょう。もしも、土佐高ナインが平常心を失い、持てる力を発揮できないとしたら、大ごとになりそうで怖ろしいです。
 
プロ野球からも注目されるドラフト候補のサウスポーエース。よそのチームなら4番を打てる者ばかりの強力打線。大阪じゅうの野球エリートが集まり切磋琢磨し、選りすぐられた選手たちの鉄壁の守備。どう考えても…。
 
しかし、もう、こうなれば、ことここにいたっては、不安を膨らましてばかりではいられません。「当たって砕けろ」「負けてもともと」「失うものは何もない」の特攻精神で、不沈大艦船に挑みかかってほしいと切望します。
 
とにもかくにも、持てる力を出し切ること。その一点に集中し、変な色気を出さず、勝敗を意識し過ぎず、一つひとつのプレーに全力投球、全力疾走あるのみです。

私も、勝てる見込みがないなどと悲観視、いや、絶望感に覆われそうになる弱気の虫を一所懸命、必死の思いで払拭し、土佐高のミラクル勝利実現にわずかばかりでも貢献、寄与するべく、甲子園に気魄満点で乗り込み、1塁側内野席から土佐高ナインに魂を込めた大声援を送りますからね~。
 
土佐高よ、四国勢の連戦連敗を止めるのは、君たちしかいませんよ~。ファイトだ、気合だ~気合!明後日の試合本番では、土佐の帽子をかぶり、おろしたての全力疾走のT-シャツを着込んで、気合入りまくりで熱烈応援に徹します。ミラクル土佐、奇跡の大勝利に導くために!