秋季大会、土佐高へのエール

 秋季四国地区高校野球高知県予選の組み合わせ抽選会が、9月4日に行われ、土佐高の対戦相手が決定しました。

 新人戦(選抜大会)でベスト4の土佐高はシードされ、2回戦からの登場となり、9月18日(日)に春野球場で「室戸高・高知高専連合」と「海洋高」の勝者との対戦。これに勝利すると早くもベスト8進出で、一番下の山から勝ち上がってくるであろう高知商とベスト4をかけての戦いが予想されます。

 注目の檮原高は、高知中央高のゾーンに入ってくれ、一安心。さらに、岡豊高も中央高ゾーンで、檮原高と2回戦でのつぶし合いが予想されます。土佐高としては、シード4校に続く実力校の中では、高知商だけが手強い相手となりました。準々決勝が四国大会出場への第一関門です。何としてでも、市商VS土佐の伝統の一戦に競り勝ち、四国大会出場をかけた準決勝での対戦で、新人戦で敗れた高知高にリベンジを果たしてほしいと願います。

 夏の選手権でベスト4まで勝ち上がり、甲子園帰りが遅くなり、新チームの編成が遅れたにもかかわらず、新人戦では選手層の厚さを見せつけるかのように余裕のぶっちぎり優勝を飾った秋季大会・優勝候補筆頭の明徳義塾高とは、決勝まで対戦しないというラッキーな組み合わせです。

 四国大会優勝は当然の目標であり、「来春のセンバツ甲子園でも優勝を狙う」と馬淵監督が公言する有望チームの新明徳義塾高。このチーム打倒を目標にし、甲子園を射止めるために、常に「打倒・明徳」を意識して練習に励(ハゲ)んでいるのですから、四国大会出場権を手に入れることができれば、きっと、四国の他3県のチームとは互角の戦いができるので、昨秋の快進撃の再現が大いに期待できます。

 であるからこそ、準決勝、または、3位決定戦での勝利は、土佐高のこの秋の最低限の目標となるのです。ふるえ、ふるえ、ふるえ~、土佐高球児~~~!

 今秋の四国大会は、愛媛・松山の坊ちゃんスタジアム。土佐高応援に馳せ参じる予定は、すでに入れております。その予定がパアにならないように、実力を存分に発揮する土佐らしい戦いで、一戦必勝を3つ重ねて、なんとしてでもベスト3に入ってくださいね。いやいや、4連勝で1位校として松山に乗り込んでほしいと熱望するものです。

 さて、秋季大会の参加校数は、27校25チーム。室戸高・高知高専の連合だけでなく、高知東工・丸の内高の連合チームもあり、須崎工・清水高・高岡高・窪川高・幡多農・中村高西土佐分校などは出場できていません。

 高知県内の高校球児の激減の状況はもはや危機的状況に突入しています。少子化硬式野球の人気低下が原因でしょうが、高校野球大好き中年としては、県内高校野球斜陽化は淋しくて切なくて仕方がありません。引き潮が止められないように、沈む夕陽を強引にひっぱり戻せないように、頭髪の抜け落ち禿げ進行現象は誰にも止められないように…、もはや参加校減少の一途を止める手立てや妙案はないのでしょうね。