土佐高、あすは絶対に落とせない市商との一戦

 秋季四国大会への関門となる重要な一戦が、いよいよ明日に迫ってきました。

 準々決勝の高知商戦です。この試合を勝つのと負けるのとでは大違い。勝てば、ベスト4進出で、準決勝・決勝・3位決定戦のいずれか2試合を戦う権利を得るのです。つまり、ベスト4のうち3校は、四国大会出場権を得られるのですから、なんとしてでも高知商に競り勝ち、準決勝進出を手中に収めてほしいと祈ります。

 思い起こせば、2年前の秋、同じ秋季大会の準々決勝・高知商戦では、3-2とリードして迎えた9回表、ツーアウト1・3塁までこぎつけたのですが…、相手4番打者にしぶとくレフト前に落とされ、悔し過ぎる逆転負けを喫したことがありました。

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 その悔しさを選手諸君は胸に刻み、猛練習の秋・冬・春を過ごし、精進の成果を夏の大逆転勝利の連続で示し、ベスト4に進出。そして、新チームになった秋の新人戦(選抜大会)では、高知商に3-0で勝利し、見事リベンジを果たし、秋季大会でのシード権獲得を果たし、四国大会での大躍進、そして、春のセンバツ甲子園へ。高知商戦が、その礎となったことはいうまでもありません。

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 高知県の高校球界で、数々の記憶に残る熱戦を繰り広げてきた伝統の一戦。チームの歴史と誇りと意地にかけて、どちらも負けられない一戦です。私も、今から燃えまくり、闘志が胸いっぱいにたぎっています。

 今日の、土佐校運動会の最中も、明日の天王山の戦いのことが気掛かりで、坊主頭の野球部の選手の皆様にばかり目が行ってしまいました。私にとっては、土佐高野球部熱血応援は、ライフワークなのですから、さもありなんと自分勝手に納得しています。