仰ぐは高き時計台~

 NHKラジオを聞いていて感じました。追手前高の強さは本物だと。投打のバランスが取れた好チームなので、四国大会でも十分通用し、上位進出が期待できます。

 土佐高を3-1で破った檮原高を13-0(5回コールド)と寄せ付けず、準決勝でも王者・明徳義塾高を延長10回表にリードし、土俵際まで追い詰めた高知商。その強い高知商を7回裏に1点上げればコールド勝ちになるという場面まで作って「楽勝(9-6)」した追手前高の実力は本物です。

 4年前は土佐高を初戦で破り、波に乗って四国大会まで進みましたが、勢いだけでは四国の壁は厚く、今治西高に屈辱の歴史的大敗を喫しました。1-22の5回コールド。期待が大きかっただけに応援する学校関係者・生徒・保護者・OBの方々の失意・落胆のほどははかり知れません。

 そのリベンジをして、鬱憤を晴らす絶好のチャンスが巡ってきました。他県の2位校との対戦。相手は24日に決定します。私としては、是非とも香川県の2位校のくじを引き当て、大手前高松高との「おーてまえ対決」で勝ってほしいと願います。

 高知県での開催ですから、応援に馳せ参じたいですね。1回戦をものにすれば、「21世紀枠」での出場の可能性も出てきます。

 準決勝で、高知高を9回表まで1-0とリードした戦いぶり、3位決定戦で、有力選手が集まっている伝統校の市商を破った戦いぶり、その力強い本物の強さを四国大会でもいかんかく発揮し、2回勝って準決勝に進出し、明徳義塾高との県勢同士の戦いを是非とも観てみたいと望みます。サウスポーエース・岡林投手の出来次第では、明徳に勝つチャンスもあると私は見ているのです。

 頑張れ、追手前高。春のセンバツ甲子園が手の届くところに近づいてきましたから、何としてでもこのチャンスをつかみとってくださいね。心から応援しています。