土佐・土佐対決

　逆転サヨナラ勝ちの勢いのまま、土佐打線は活発に打って１５安打。１０－３の８回コールドで土佐塾高を退けましたが…。

　土佐のエースナンバー１を背負う野中投手が、立ち上がりピリッとせず、コントロールを乱して４四球。押し出しでやらずもがなの先制点を与えます。２回もフォア―ボールを出して立ち直りは難しいと判断した西内監督は、リリーフにサイドスローの井下君をマウンドに送ります。

 完璧な火消し役を演じてくれた彼のお陰で、土佐はリズムを取り戻し、攻撃陣が着実に得点して、土佐・土佐対決を制し、準決勝に進みました。


   土佐塾　１００ ００２ ００ ＝ ３
   土　佐　０２１ ０３０ ０4x ＝ 10

（塾高）河邑・濱田・芝－岡崎
（土佐）野中・井上・横田－山形

〈本塁打〉野中（土佐）
〈二塁打〉小笠原・馬場・西内（以上、塾高）、山形・横田・野中・福本（以上、土佐）


　序盤、四球を連発して試合を壊しかかった野中君は、第１打席でライトオーバーの本塁打をかっとばして名誉挽回。この一発が土佐打線に火を点けてくれましたが、エースとしての立ち直りを期待し、次の試合では今日の反省を活かして、ベストピッチングを見せてほしいものです。

　（※コールドサヨナラヒットの場面です。）

 　決勝進出をかけて、高知西高と戦うことになりましたが、須崎高と大打撃戦の延長試合で消耗した西高の投手陣なら。割合た易く攻略できると私は予想しています。

　明後日、３０日の金曜日は、午前９時から明徳義塾高の試合をＴＶ観戦で応援。日本航空高に勝って、ベスト８進出を決めてくれると信じています。その後、高知球場に向かい、午後１２時３０分開始予定の土佐高ＶＳ高知西高の試合の観戦。

　塾が春休みだからこそできる梯子高校野球観戦。この春に土佐の試合を３試合も見られるなんて夢のようです。

　夏の選手権でも、こうなってくれれば嬉しいのですが。夏の選手権でのシード権争いのためには、是が非でももう一つ勝っておきたいところですね。