土佐高・決勝進出!

 今日の勝利は価値があります。夏の選手権のシード権争いで、5ポイントの4位・宿毛高の次の4ポイントの5位グループにまで上がれたからです。

 明日の試合を勝ち切ってほしいですし、県体でも勝ちを重ねてポイントを積み上げて、何としてもシード権をつかみ取ってほしいと願います。

 今年のチームは、新2年生に有望選手が揃っており、特に、エース級が何枚も居るので、はやから秋季の大会が楽しみです。今から公式試合の経験を積み、競り合った試合を勝ち切るメンタルを鍛えてほしいものですね。

 さて、本題に入ります。ビッグイニングを作るチャンスをつぶしていく集中力の無さは、目立ち、今度の課題に残りました。

 1回2死満塁、2回1死満塁、3回1死満塁のチャンスに、一本が出ません。相手ミスなどで、1・2・3回ともかろうじて1点ずつを上げましたが、この3回の絶好機にタイムリーヒットが1回でも出ていれば、楽勝できる試合でした。

 競り合った試合を、あわや逆転の場面での2塁手の超美技で併殺などの堅守で終盤まで1点差のリードを保ったまま、8回にも1死満塁の突き放すチャンス。ここでもし4度目の満塁の好機を逸したならば…、流れは一気に高知西高に傾くところでした。

 4度目の正直で、やっと土佐応援サイド期待の4番打者・宮地君の三塁手の頭上をライナーで破る適時打が出ました。これで5-2。勝負ありでした。

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  土 佐 111 000 020 = 5
  高知西 101 000 000 = 2

(土佐)井下・中口・横田-山形
( 西 )塩田・小野-田本
三塁打〉山本2( 西 )
二塁打〉内田(土佐)

 今日の試合では、高知西高打線の鋭いヒット性の当たりが、土佐の外野守備陣の正面をつく幸運な場面が何度もありました。守備位置を打者によって変えていたことが効を奏したのでしょうか。

 土佐打線は、シャープな振りで好調を持続しています。上位下位ともに積極的に打って出て、良い当たりを連発して13安打。塁上を賑わわせますが、一本が出ずに、西高に接戦を許しました。

 土佐勝利の最大の功労者は、やっぱり投手陣。特に、3番手のリリーフとして登板した横田投手の安定感は抜群で、西打線に反撃を許しませんでした。

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  さあ、明日は宿敵・高知商との決勝戦です。高知県高校野球界の双璧・明徳義塾高と高知学園高不在の四国大会高知県予選ですが、是非とも優勝を飾り、四国大会出場を決めてほしいです。

 そして、プレチャレンジマッチの勝者と戦い、四国でも県外の強豪校と対戦して、全国レベルを公式試合で肌で感じてほしいのです。そういう意味からも、明日の高知商戦を勝つと負けるとでは大違い。

 総力戦を仕掛け、横田~井下の継投で高知商打線を3点以内に抑え、好投手・北代君をしつこく攻めて、4点以上を取ってほしいです。5-3のスコアで、土佐勝利となってくれることを祈ります。

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