収穫あり、土佐高の準決勝 ①

 長く深く楽しませてもらった高校野球三昧の夏が終わりました。

 土佐高は、春季の準優勝、県体のベスト4に続いて、夏の選手権と選抜大会でもベスト4と4大会連続で上位進出。応援する側からいうと頑張ってくれて、土佐野球を満喫させてくれて感謝のひとことです。ありがとうございました。

 接戦で勝ち上がり、上位校と対戦する経験を積むことができるのは何よりの実戦練習です。高知商明徳義塾高と公式試合であいまみえる機会を持つことで、全国レベルを肌で知り、戦力補強の課題が浮き彫りになるからです。

 さて、昨日の準決勝。収穫の多い試合で、秋季四国大会に希望がつながりました。土佐高ファンの皆様、秋の大会は大いに期待していいと思います。

 エースの横田君の投球が、高知商打線にも十分通用することが分かりました。土佐塾高戦よりは直球が高めに浮いて、四球でピンチを招きましたが、速球の威力は十分で、市商打線にビッグイニングを作らせない粘りのある投球ぶりには、精神力の強さを感じ、頼もしく思います。

 土佐高では珍しい、でっぷりどっしりのドカベンタイプの体格のエース。細身の選手が多い中で、ひときわ目立ち、マウンドに仁王立ちして強力市商打線に気魄をみなぎらせて立ち向かう姿に、これからの土佐の躍進の夢と期待が胸に広がります。

イメージ 2

 7回からリリーフの中口君の投球も成長が見られます。守備陣の堅守もあって、任された7・8回を零封できたのは自信につながります。横田君一人に頼る戦いでは、終盤に疲労から本来の力量が発揮できなくなり、3強にはつけこまれます。中口君が、横田君と2枚エースになってくれれば嬉しいのですが。

イメージ 1

 打線は、振りは鋭く、選球眼もいいです。市商新エースの真城君から7安打の3得点。新チームになったばかりの時点では、上等です。高知農・土佐塾高・高知商との3戦は、すべて7安打。これをもう3本積み上げられるようにすると、得点力はアップします。

イメージ 3
(※2回表、井下君の1点を返すタイムリーヒット。)

 そのためには、パワフルさが必要不可欠。土佐高の選手は、全般的に線が細いですね。胸板が薄く、腰の肉付きが悪く、腕も足も細くてスリム。女子にモテやすいハンサム型ですね。

 鋭いスイングで相手投手の速球を捉えても、打球が途中で失速するのはやはりパワー不足だと思います。栄養のバランスを考え、筋力アップの足しになるようもりもり食べて、筋力アップをして、市商・学園・明徳のピッチャーのストレートの威力に押し負けない打球をかっ飛ばすことができるようになってほしいです。

 To be continued(=続く)