夏の終わりに野球三昧 2015年 8月22日

 残暑厳しい炎天下で繰り広げられた決勝戦。土佐中は、延長戦の末、0-1のサヨナラ負け。

 ピンチの連続にもかかわらず、粘り強いエース・長野君の精神力をフルに発揮した投球を、バックがぎりぎりの堅守でもり立て、強打の明徳打線に得点を与えません。間一髪のアウトを何度もぎ取ってくれたくれたことでしょうか。その度に、土佐の応援サイドからは大歓声と拍手が沸き上がります。

 土佐 000 000 000
 明徳 000 000 001×

 2死3塁の場面で、大飛球がレフトの頭を越していくシーン。粘り強く絶体絶命のピンチをしのいできたド根性の粘投の長野投手が、マウンドでがっくりとうなだれ、膝をつき、しばらくうつむいたまま立ち上がれなくなった姿が、心に強く焼き付けられました。よく投げました。立派です。ワイルドピッチやエラーで決勝点を奪われたのではなく、会心の当たりをかっ飛ばされ、レフトの頭上を越されたのですから、敗れ方も天晴れでした。敗れて悔い無しです。

 実力が格上の相手・明徳義塾中を相手に、本当によく戦いました。ヒット数は明徳が9。クリーンヒットが多かったです。それと比べて、土佐は明徳エースの球に差し込まれ、凡打の山を築きました。2本のヒットはいずれもボテボテの内野ゴロが、ラッキーにセーフの判定をいただいたもの。得点圏にランナーを置いた場面でのライトゴロが唯一得点できそうな場面でしたが、前進守備のライトにアウトにされたのは、明徳の作戦での想定内。

 打たれても、打たれても、守備陣が堅く守りきり、また、焦りの出た明徳のランナーの暴走気味の走塁も度重なり、もう少しで、9回を乗り切り、土佐が勝つ可能性が生まれる「設定試合」にまで持ち込めるこれしかないといった展開でしたが…。明徳の気魄に、最後はやられました。痛恨の一球になりました。

 心の強さを発揮し、チームワークも出し切って、健闘してくれましたが、最後には力負けして、押し切られて、応援団の私は、選手諸君、監督様、そして保護者の皆様に負けず劣らず、がっくりと肩を落としての帰宅でした。やっぱり、いくら善戦しても負けると悔しさは募ります。残念会のラーメンは無し。帰宅してから、般若嫁にざるそばを作ってもらい、失意の昼食とあいなりました。


 さて、中学野球は今日で終わりましたが、明日は、なんと、今日と同じ春野球場にて、東京6大学野球のオールスター戦が行われます。これもワクワク気分で観戦に訪れます。

  http://www.big6.gr.jp/game/specialgame/2015shikoku/2015shikoku.html

 応援団やチアガールも登場とのことで、神宮球場ながらの試合や応援風景が楽しめること請け合いです。私は、立教大学卒業。つまり、バリバリの東京6大学出身者ですから、楽しみでなりません。

 東京6大学野球見たさが、大学進学の目的の大部分を占めているという恥ずかしい動機だった高校・浪人時代の志望理由でしたが、今となってみれば、こうして高知で東京6大学野球を我が母校、我が母校が属していたリーグの仲間の大学とともに見られることに、6大学進学は大正解だったと胸を張って言えるのです。


 さらには、明後日、月曜日には高校野球の新人戦。1回戦で土佐高は中村高と対戦です。新チームになっての初の公式戦。新チームの戦力はどうなのか、気になって仕方がありません。高知球場に、やる気満々、意気軒昂に乗り込みますよ~。

 夏の終わりに野球三昧の毎日です。野球って、本当に面白いですからね。