23年ぶりの四国大会2勝 2015年10月25日

 やってくれました。「気魄と集中力」の土佐の面目躍如です。1ケ月半前の新人戦(選抜大会)の頃、これほどの土佐の躍進を誰が予想しえたでしょうか。

 帰宅して、旅の疲れをとるためにひとっ風呂浴びて、勝利を祝う乾杯をした後、土佐勝利の美酒をちびりちびりと飲んで、興奮と感動の余韻に酔い痴れていると、様々な思いが去来します。思いつくままに、書き連ねていくことにしましょうか。


○エースナンバーの背番号「1」を背負う松原君。調子を落として、四国大会での登板はありませんでしたが、気にすることはありません。新人戦の高知商戦での完封劇があったればこそ、ベスト4に勝ち残り、シードされることにより、秋季大会において、明徳・学園との序盤での対決を回避できました。3位決定戦進出の鍵となった価値ある勝利のピッチングでした。


○主将の吉川(周)君の、四国大会でのくじ運の強さは傑出しています。1回戦は徳島城南高、準々決勝は香川・小豆島高。土佐高が四国でベスト4に進出するためには、「これしかない!」と土佐ファンの誰にも思わせた最高のくじを引き当ててくれました。この2校の中に入り込む確率って、ものすごく低いのではないでしょうか。

 実際、香川2位校の高松商は1回戦は、徳島・池田高に6-3、本日の準々決勝は、愛媛1位の今治西高に9-7で勝利しましたし、愛媛2位校の新田高は、1回戦は香川・英明高に16-3で圧勝し、今日の明徳戦は敗れはしましたが、4-5の接戦。この2校と土佐が1回戦で対戦していたとなると…。想像するだけで、肝が冷えます。


○K目部長先生の気合入りまくりの怒気をはらんだ叱咤激励の大声は、ベンチの奥から球場全体に響き渡り、土佐高ナインの気持ちを引き締め、闘魂を鼓舞します。日頃から、激励とも檄とも言える怒号に、いつかしら土佐の選手たちには、「重圧に耐える精神の強さ」や「プレッシャーに負けぬ、ここぞというときの心の強さ」が自然と培われ、養われているような気がします。

 昔の土佐の気魄を知る者からすると、まるで故「籠尾先生」の意志が受け継がれて、籠尾魂がK目先生のお姿を借りて今の時代に蘇ったかのような不思議な感覚に陥ります。


○二日間の熱烈応援と熱血ドライブの疲れがどっと出てきて、キーボードをたたく手も痺れてきました。試合についての報告や感想は、明日に持ち越します。ということで、

 To be continued(=続く)