必ず、土佐高はセンバツ甲子園に選ばれます! 2015年11月 5日

 スリリング&エキサイティング極まりない「高校野球・秋季四国大会準決勝戦」から、5日が経ちました。

 ようやく、ほとぼりが冷め、土佐高野球部の大躍進を有り難く、懐かしく思い出しています。本当に、短期間での成長ぶりは素晴らしかったです。

 そして、土佐高の春のセンバツ甲子園出場の可能性を、冷静になって考察してみるにつけ、

「どう考えても、土佐高は選抜される」

 という結論に達してしまいます。以下に、その理由をつらつらと述べてみます。



一・春の選抜大会というのは、主催者の高野連の役員さんや主催者の新聞記者さんたちの選考と推薦による「招待野球」だということ。秋の四国大会は、あくまでも参考資料であり、純然たる「センバツ甲子園出場のための予選」ではないということ。


一・模範的高校を選んで、全国の高校に良い影響と勇気を与えたいという強い志向性を主催者側は持っていること。つまり、準決勝の得点差や「地域性」が、「出したい高校の魅力」を凌駕して、必ずしも絶対有利とは言えないのです。実際、2年前には、私立高としては大会史上初めて、「21世紀枠」による選考の出場を果たしたではありませんか。


一・文武両道を標榜し、勉学と甲子園出場を両立しようと、いずれもハイレベルでの達成を目指している部の在り方は評価されます。


一・中学入試・高校入試ともに難関であり、野球が上手いというだけでは土佐には合格できないという性質上、強豪私立高のように自由自在に中学球児にスカウトを行えず、自ら志望した土佐に、難しく厳しい入試を突破して合格を果たした選手たちを鍛え抜いて、真剣に甲子園を狙っている部の姿勢は高評価に値する。


一・新人戦(選抜大会)・秋季大会県予選と、いずれも完敗を喫した高知県1位校&四国大会2位校に、秋季四国大会では圧倒的に優勢の試合運びを見せてくれたことは、選考にあたる高野連の役員さんおよび、新聞記者さんたちに非常に強い印象を与えたであろうし、土佐の伸びしろの大きさを実証してみせたこと。


一・小柄ながら、気魄に満ち、頭脳的な投球ぶりを披露してくれた尾崎投手が、選考委員に与えるインパクトは大きい。そして、大活躍の主将・吉川(周)選手を中心として、チームが一丸となり、エラーしても、ミスを犯しても、誰一人責めることなく、後を引くことなく、すぐに切り替えて、全員で守り立てあって、きびきびはつらつとした姿勢で、最後まで協力一致して、力を合わし、全力を出し尽くしていく姿は、見る者に爽やかな感動を呼び起こしたこと。


一・実績的には、四国大会で2勝し、準決勝進出のベスト4の堂々たる成績。四国大会優勝の高松商は、香川県の2位校。香川1位校は、注目を集め、21世紀枠での出場が有望視される小豆島高。四国で1位の高松商に勝った小豆島高に勝利した土佐高。これは、センバツに推される資料としての価値は十分である。


一・全国の高校野球ファンが、

「こんなチームを見てみたい。こんなチームに出てほしい。こんなチームに甲子園で活躍してほしい。」

 と願っているカラーが満載の、魅力に満ちたチームに育っている。



 以上の多くの理由から、土佐高が春の選抜高校野球の選考に漏れるという結論は、どうしても出せないのです。かなり説得力のある考察だと、自分では大いに納得しているのですが、どうでしょうか。

 中国地方や四国の他のベスト4の高校との比較ということではなく、土佐高が招待野球であるセンバツ甲子園に、選考委員の皆様方全員一致の一押しで出場する可能性がこぢゃんと高いと私は踏んでいるのです。

 夏前に、土佐高野球の関係者や保護者の皆様がかぶり、身に着けていらっしゃる帽子とT-シャツを私も新調し、大切に保管して飾っています。

「土佐高の晴れての甲子園出場の際に装着して、土佐熱血ファン丸出しで甲子園に乗り込もう」

 という魂胆で、県大会や四国大会では着込みたいのを我慢しました。

 我が考察により、「土佐の3年ぶりのセンバツ甲子園出場が濃厚」という結論に達しましたから、今から、はやくも、これらのコスチュームで甲子園の春風に当たれるかと思うと、心の底からワクワク感が湧き上がってきます。

 春を待ち焦がれる冬を過ごせるのって、本当に心ときめくものですね。