土佐高、4度目の正直だ

 春季・四国大会の代表決定戦の日が近づいてきました。春のセンバツに出場した我らが土佐高は、同じくセンバツ帰りの明徳義塾高との4たびの対戦。今回こそは、一矢を報いて、決勝の順位決定戦に駒を進めてほしいです。なんとしてでも。

 明徳に4タテを食らわされるようでは、情けないですし、貴重な四国他県の実力校との公式試合の経験を積める絶好の機会ですから、総力戦を仕掛けて勝ちに行ってほしいです。機動力と頭脳的作戦を駆使し、明徳に負けないしぶとくしたたかでそつのない戦いを見せてほしいです。緻密で精度の高い野球を披露して、明徳を打ち破り、夏の大会へのスタートダッシュにしてほしいものですね。

 それに、今回の勝利は、今や県下ダントツの実力を備えて、久々の夏の選手権出場の悲願達成に向けてチーム全体が燃える闘魂となっている高知学園(高知高)と、今の時点でどれだけの戦いをできるかで、夏を占う格好の機会を得られるからです。

 高知学園の春季四国大会県予選での戦績は、圧倒的な強さで県内強豪校を蹴散らしてぶっちぎりの優勝。毎年毎年、夏の選手権県予選では、決勝戦で明徳に1点差で競り負け、あと一歩で甲子園を逃す戦いが続いており、その悔しさ・無念の思い・捲土重来に懸ける想いはマグマのように爆発寸前。この夏には一挙に噴火させそうな勢いを感じます。

 1回戦  高知高 12-2 追手前高

 2回戦  高知高 11-4 高知東高

 準々決勝 高知高 11-1 高知中央

 準決勝  高知高 11-4 中村高

 決勝   高知高  7-0 高知南高

 春の大会は、26校が出場。秋には高知学園を1点差で破った高知商は、2回戦で高知中央高に、0-6と完敗。中央高は学園に完敗。秋に土佐高と四国大会出場をかけて3位決定戦を戦った高知工は、準決勝で高知南高に、3-4と惜敗。高知南高も学園にシャットアウト負け。これを見ても高知学園の強さが際立っていますよね。

 その高知学園との対戦権をつかむための、土佐高にとって重要な意味を持つであろう試合は、県営春野球場で4月9日に行われます。

 ちなみに、春季四国大会の組み合わせ抽選は、5月2日。試合は、5月3~4日に、香川県レクザムST・Cスタ丸亀両球場で行われます。ゴールデンウィークには、ちょうど般若嫁たちと岡山総社市に一泊二日の小旅行に行く予定になっておりますから、土佐高がめでたく出場してくれたとしたら、一人で瀬戸大橋を渡って香川県に戻り、土佐高熱烈応援を繰り広げることができるのですが…。

 現在決定している四国大会出場校は、次の通りです。

徳島県 1位 鳴門高 2位 富岡西高

愛媛県 1位 川之江高 2位 松山聖陵

香川県 大手前高松高  小豆島高―高松商の勝者

高知県 高知高 明徳義塾高―土佐高の勝者