準々決勝は、南四国決戦

 明徳義塾高、強し!沖縄・嘉手納高を13-5で撃破。

 鳴門高、これまた強し!岩手・盛岡大付属高に11-9と競り勝つ。

 準々決勝は、南四国対決!

 別名、「参議院選挙合区対決」。明徳にとっては、初戦、2回戦の島根代表・境高との対戦に続いての合区決戦です。どちらかが姿を消しますが、どちらかはベスト4進出。

 明徳高にとってのプラス材料は、2回戦からの登場だったことで、鳴門高よりも試合数が一つ少なくて、投手陣の消耗度が低いことが挙げられます。しかも、2回戦・3回戦ともに、楽勝だったことで、継投策で乗り切った投手陣の疲労の蓄積は、優勝候補の智辯学園高・強力打線の盛岡大付属高との大熱戦続きの鳴門高の投手たちの疲れ具合と比べて、はるかに少ないと思われます。

 明徳は、守備陣が出場校中でも指折りの堅実さを誇っていますから、そつのない攻撃を仕掛けることができれば勝機は十分。どこからでもチャンスを作ることのできるしたたかさを持った選手揃いですから、大いに期待して応援しています。

 特に、今日の試合での満塁ホームランで一躍、強打者としての注目度を高めた西浦君には、注目しています。次の試合でも、大事な場面での「ここぞの一発長打」を披露してもらいたいと願います。

 彼は、「東の清宮(早稲田実高)、西の西浦」と並び称される逸材。清宮君と同じで、まだ2年生。末恐ろしいですし、新人戦(選抜大会)や秋の四国大会県予選で、我らが土佐高と明徳が対戦となった際には、異様に恐ろしいバッターとなりました。去年の秋、つまり1年生時から、すでに私は見ていて背筋が凍るほど恐ろしかったですけどね。秋の四国大会では、愛媛・新田高戦での本塁打をアグリ阿南スタジアムで、目の前で目撃したんですよ。

 夏の選手権が終わったら、応援は終わりますが、それまでは、高知県代表・須崎市明徳義塾高を全力応援しますからね~。

 春の四国大会では、3-2と明徳が鳴門に辛勝。今度は、ロースコアの接戦ではなく、打ち合いに様相を呈することを予想していますが、どうなると、もとい、どうなることでしょうか。