土佐高の出ていない四国大会

 2学期中間テスト準備対策学習会と秋季四国地区高校野球大会の日程が、完全にかぶり、休み時間ごとにネットで試合経過をチェックしました。

 今日は1回戦。第二試合に登場の岡豊高(高知3位)は、帝京五高(愛媛2位)に0-8の7回コールド負け。第三試合に出場の明徳義塾高(高知2位)は格の違いを見せつけ、徳島北高(徳島3位)に13-1の7回コールドで圧勝です。

 土佐高に勝った岡豊高がコールドでの完敗。四国大会は厳しいですね。

 もし、土佐高が四国大会に出場していたとしたら、おおごとになっていました。中間テスト準備対策学習会とバッティングし、どちらを取るべきか大いに悩まされることになったでしょうからね。結局は、優先順位が上位に位置する本業の塾を選択せざるをえず、泣く泣く坊ちゃんスタジアムへの土佐高応援ツアーは断念することでしょうが、試合の行方が気になって気になって仕方がなかったことでしょう。

 そう考えれば、昨年の秋には日程的にもラッキーでしたし、塾の仕事と重なることもなく心おきなく遠路はるばる徳島県アグリ阿南スタジアムに連日通うことができ、しかも、徳島城南高・小豆島高という強敵を相手に2連勝。土佐高ファンとしてこれほど嬉しく喜悦と感激に酔い痴れることができたのは、本当に久方ぶりのことでした。

 打たれても打たれても、味方がエラーしてもエラーしてもしぶとく投げ抜く、尾崎君と吉川周君の精神力の強さを感じさせてくれる粘り強く頭脳的なピッチング、そして、土佐高らしい集中力を見せたタイムリーヒットの数々を、今は懐かしく、はるか昔の出来事のように感慨深く思い出しては、あの時の2試合連続辛勝の興奮と感動を反芻しています。