中村高のセンバツ出場の可能性高まる

 秋季四国大会。

 明徳義塾高 13 - 1 徳島北高

 明徳義塾高  2 - 0 宇和島東

 明徳義塾高 10 - 2 済美

 明徳義塾高 11 - 2 帝京第五

 明徳義塾高のぶっちぎりでの優勝。

 中村高は、香川県の英明高に、9回2死まで、5-3でリードしていましたが、惜しくも勝利を逃しました。延長13回を戦い抜いての、5-7の惜敗。

 四国大会の高知県予選。

 中村高 2 - 0 安芸高

 中村高 6 - 5 高知高

 中村高 4 - 1 高知東高

 中村高 5 - 1 土佐高

 中村高 2 - 0 明徳義塾

 シード校の高知高・土佐高・明徳義塾高をたて続けに撃破しての堂々の優勝。

 明徳義塾高の四国制覇の実績から、「一般枠」での春のセンバツ高校野球大会への中村高の選出の可能性が生まれてきたと、私は見ます。破竹の勢いで四国内の強豪をなぎ倒した明徳義塾高に土をつけたのですから、評価が高いです。

 一般枠に漏れたとしても、21世紀枠での選出はかたいです。16人でのチーム編成。部員確保の困難さ。高知県で優勝。四国西南部の公立進学校。恵まれない練習環境。夏の選手権での躍進。高知県内のシード校を次々に打ち破る戦績。

 願わくば、明徳義塾高が明治神宮大会で、全国の地区優勝校を打ち破り、優勝を飾って四国地区に「神宮枠」を引っ張ってきてくれれば、中村高が選出される可能性がますます高まるのですが…。

 それにしても、明徳義塾高は強いです。あのけた外れに強い明徳に、中村高は本当によく勝ちましたね。そして、昨秋、土佐高も四国大会で明徳によくぞ延長戦の健闘をしてくれたものよと、今、しみじみと感じています。