フォアボール11、エラー3では勝てません

 土佐高野球の話。

 センバツ甲子園に出場した旧チームの試合は、新人戦や県体を含め、全試合を観戦。我が心の中では土佐フィーバーの一年で、熱烈土佐ファンとしては興奮感動の連続の至福の一年でした。

 新チームになっても、熱血応援は変わらず、春の選抜のかかった昨秋の四国大会県予選では、準々決勝で宿敵高知商を破ってベスト4に進んだ際には、四国大会出場はかたいと喜んだのですが、準決勝・3位決定戦と、ネット裏で門田隆将さんたちとともに熱すぎる応援を繰り広げたのですが、あえなく2連敗。

 一冬越えての、鍛え直された土佐野球を見たくて、春の四国大会県予選を楽しみにしていたのですが、鹿児島大学の卒業式と日程がぴったりダブってしまって、この目でじかにの観戦・応援ができなかったことが、残念でなりません。

 その残念は、試合結果を知ることによって、残念無念の悔しさに膨らみました。力をつけてきた土佐塾高校との土佐・土佐対決に、大逆転で、6-8と敗れたのは仕方がありませんが、その負けっぷりが情けないというか、不甲斐ないというか…。高知新聞スポーツ欄を読んでいて、どうにも納得がいかないのです。

 実際に試合を見ていませんから、論評は詳しくは述べません。ただ、昨秋に敗因となったウィークポイントが克服されていないことが、腑に落ちないのです。秋から冬にかけて、どういう目標を持って、どのように意識を高く持って練習に取り組んできたのだろうか?その成果を試される重要な一戦だっただけに、結果を応援サイドとしても重く受けとめてしまうのです。

 エースが故障で投げられなかった、を敗戦のいいわけにはしてほしくないです。

 鹿児島にいて応援できなかったのが悔やまれます。高知球場で土佐の試合に立ち会っていたならば、きっと、楠目部長先生なみの叱咤激励の大声を挙げていたことでしょう。私が居合わせていれば、少しは、カツが入り、気合や集中力が高まったかもしれないのに…、と責任すら感じるボロボロぶり。

 高知新聞の記事を一部抜粋して、土佐の選手諸君の夏への奮起を促したいと思います。

「…。土佐は先発○○が6与四球で二回途中降板。救援4人も被安打12、5与四球と精彩を欠き、内野陣も3失策。夏への課題を残した。(井上真一)」