土佐高、3連勝で決勝進出

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※センターフライでゲームセット。土佐高勝利の瞬間です。


 まだ5月なのに、まるで夏のような暑さの中、硬式野球・県体の準決勝戦を2試合とも丸々観戦しました。

 25度以上の夏日なので、水分補給を心掛けながら、午前9時開始の第1試合・高知商VS明徳義塾高、第2試合の檮原高VS土佐高をぶっ続けで観ていると、午後2時頃には、ちょっとくらくらし、体もしびれてきました。

 この暑さは異様です。夏の選手権の予選ではないかと勘違いするほど、春野球場は暑くてたまりません。でも、日頃、釣行(つりぎょう)で鍛えた体と精神力があるので、なんとか乗り切れました。

 県体は、甲子園はかかっていない、見る者にとっては、気楽な、高校野球を楽しむにはぼっちりの大会です。それに加えて、秋季や夏と違って、応援に訪れる高校生の姿が目立ち、「若者の祭典」の雰囲気が強くて、若き息吹きや血潮を感じてエネルギーをいただけます。

 ほかの競技もまわりの会場で行われており、しかも、学校の授業の代わりに同じ高校の選手たちの応援が義務付けられているのでしょう、多くの高校生が球場には訪れ、今日は特に女子生徒の多い高知商の登場もあって、こぢゃんと華やかな応援風景が見られました。黄色い声、かん高い歓声、普段の大会ではけっして味わえない派手な応援を久しぶりに聞くことができました。

 さて、試合ですが、土佐高は檮原高に7-4競り勝ち、決勝に進みましたが、全国トップクラスの実力を誇る明徳義高には歯が立たず、ボロ負け(1-11)。でも、全国クラスのチームと戦う経験を持てたことは収穫だと思います。

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  高知東高・中村高・檮原高と実力派のチームに対して、3連勝は立派です。夏の前哨戦としては上出来で、夏が楽しみです。組み合わせ抽選会で、どのチームのゾーンに入るかが非常に気掛かりで、そして楽しみでもあります。

 梼原高戦を見て感じたことをいくつかあげておきます。

〇ショートの馬場君の守備力の向上ぶりには目を見張らされました。

〇4番柴田君の打撃力は素晴らしいです。

〇土佐高らしい打たれても点を与えないしぶとい守備ができるようになっています。

〇エースの尾崎君と2番手・3番手の投手との力量の差が大きいので、夏までの著しい成長が望まれます。

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※8回途中からクローザーとして登場の尾崎君。最後の夏も頑張ってくださいね~。

  決勝戦の明徳高戦は、0-4になった時点で、観戦タイムアップ。身の清め儀式や授業の準備などがあるので、午後4時10分に春野をあとにしました。帰宅して、ネットを開くと、…。わざわざここに記すまでもないでしょう。

 県体は、日程的にあまりに厳しく、選手層の薄いチームには酷です。3日連続の試合で、決勝に進むと、クソ暑い中ダブルヘッダーは、きつすぎます。

 特に、投手にかかる負担は相当なもの。土佐高は、準決勝は、監督さんの配慮と作戦と夏の経験をつますためにと、色々な理由から、5投手繰り出し、2回ずつ投げさせましたが、この選手起用方は大いに納得できるものでした。

 明徳義塾高の方は、全国でも指折りではないかと思わせられる、エース北本君と準エースの市川君の2枚看板が居て、危なげのない安定感に溢れた投球ぶり。夏の選手権も、ほかを引き離して断然リードする、絶対の優勝候補であることを嫌というほど見せつけられました。

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※檮原高の時期エースは、我が塾出身のS君。応援していますからね~。