立教、宿敵明治を破り、優勝に望みをつなぐ ② 完結編

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http://www.rikkyo.ac.jp/news/2017/05/qo9edr000000nfh4.html よりコピペさせていただきました。ご了承ください。


 立教大学にとって、最終週の早慶戦は命運を握る戦いとなり目が離せません。とにかく、早稲田に一回だけでも勝ってもらわなければ。

 早稲田のエースは、小島投手。彼は、土佐高にとっても思い出深いサウスポーの好投手です。2013年の春のセンバツ高校野球・第85回記念大会に、私立校初の21世紀枠選出で20年ぶり7回目を果たした土佐高の1回戦の相手・浦和学院高のエースが、まさに彼だったのです。高校生離れしたマウンドさばきと球の切れで、土佐高の前に立ちはだかったばかりか、決勝まで勝ち上がり、優勝投手となったのです。

 土佐の相手だった時には、嫌な、手強すぎる相手でしたが、今回、立教応援サイドの立場になると、頼もしい助っ人です。立教も、早稲田との第1戦では彼にキリキリ舞いさせられ、0-1と2安打完封された痛い思い出も記憶に新しいですが。

 しかし、5回までは期待通り慶應を0点に抑えてくれたのですが、6回裏に満塁ホームランを打たれて降板。結局、もう1本満塁本塁打をかまされて、たったの4安打ながら8点奪われ完敗。第2戦も、7回表を終わって、5-6と慶應リード。またしても我らが立教は1試合に泣くのかなと悲観的な思いが湧いてきたところに、7回裏の早稲田の意地とプライドの大逆転。

 前日のリベンジに心を燃やすエース・小島投手が連投のマウンドに上がり、慶應の8・9回の攻撃を6人でぴしゃりと抑えきってくれ、立教の1999年秋季リーグ戦以来18年・35季ぶりの優勝の後押し、助太刀をしてくれたのです。小島君、本当にありがとうございました。

 優勝後、教室で須崎中学校野球部キャプテンだった高校2年(追手前)のK君に、話題を振り、「18年ぶりの優勝」の喜びを語ると、彼は嬉しい感想をくれました。

「先生、良かったですね。おめでとうございます。18年ぶりということは、前の優勝は、まだ僕がこの世に生まれていない時の話なんですね。」

 本当に久しぶりです。めったにないことですし、あと一歩のところで宿敵・明治大学に何度も優勝を阻まれてきただけに、今回の明治を延長12回逆転サヨナラで打ち破って手繰り寄せた優勝に対する感激・興奮・感慨もひとしおなのです。

 声高らかに立教大学校歌を歌い上げます。35季ぶりの優勝を心から祝して。


 芙蓉の高嶺を雲井に望み

 紫匂える武蔵野原に

 いかしくそばだつ我等が母校

 見よ見よ立教 自由の学府


 愛の魂正義の心

 朝に夕べに鍛えつ錬りつ

 邦家に捧ぐる我等が母校

 見よ見よ立教 自由の学府


 星経る幾年伝統うけつ

 東西文化の粋美をこらし

 栄光輝く我等が母校

 見よ見よ立教 自由の学府