高校野球、土佐高のことで頭がいっぱいです

 5~6年前には、夢にも思わなかった野球ハイテンション。

 土佐高が、21世紀枠で私学としては初めて選ばれたことで飛び上がって喜んでいたぐらいで、あとはたいしたことが無く、広島カープ立教大学も優勝することはなく、勝利の美酒に酔い痴れるなんてことは思いもしなかったのですが…。

 秋の四国大会に3位で出場した土佐高が、徳島城南高・小豆島高を撃破しベスト4。明徳義塾高との準決勝もあわやという土俵際まで追い詰める立派な戦いぶりで、久方ぶりの一般枠での春のセンバツ甲子園に出場したのが、昨年の春でした。

 プロ野球では、昨季のシーズンで広島カープがぶっちぎりで久しぶりの優勝。神った強さは今年も健在で、ペナントレースをただ今独走状態。プロ野球だけでも嬉しいのに、カープ優勝よりもずっと可能性が低いと思われていた立教大学が、今世紀になって初めての東京6大学野球を制し、天皇杯を獲得。

 それだけにとどまらず、ミラクル立教、逆転の立教と言われるカープなみの神った試合の連続で大学選手権でも4連勝で、59年ぶりの日本一の座に駆け上がりました。池袋西口で野優勝パレードの動画を見ていると、感激のあまり泣けてきます。

 この流れでいくと、ひょっとして、土佐高の平成元年以来の夏の選手権出場の夢のまた夢が実現するかも、なんて思えてきます。

 今年のチームは、尾崎投手・柴田捕手という実力派のバッテリーを擁しているだけに、可能性がないわけではありません。くじ運に恵まれ、日程的にも準決勝までは体力を回復したり、温存できたりする時間的余裕があるので、頭脳的な試合運びで、計画的に上位に進み、天王山の明徳義塾戦に臨む態勢を整えてほしいと願います。

 準決勝のことなど今から言うと、獲らぬ狸になり、鬼が笑うかもしれませんが、県体での試合ぶりを見ていると、あながちそれもあり得ない話でもないのです。まさか、1回戦・2回戦で不覚をとるとは考えられませんし、戦力的には、岡豊高よりも土佐高の方が一日の長があると私は見ているのです。

 1回戦は、16日。2回戦は、20日。準々決勝は、22日。そして、準決勝は、25日。

 25日に、疲労が残っていない状態で、エースの尾崎君を登板させたいので、1・2回戦は、願わくば、2番手・3番手の投手のみなさんに奮闘してほしいです。そして、準々決勝は、継投で乗り切り、23・24日に休養を十分とって、満を持して、準決勝の明徳義塾高戦に臨み、尾崎君に3年間の総決算として快刀乱麻を断つ、神ピッチングを披露してもらいたいと願うのです。1年秋の四国大会・準決勝の明徳戦の再現を待ち望んでいるのです。

 明徳高に勝てば、その勢いで、決勝の相手はどこであれ、撃破してくれて優勝すること間違いなし。と、こうなってくれるシナリオを頭に綺麗に思い描いているのです。

 広島カープペナントレース2連覇、立教大学が東京6大学制覇&大学選手権優勝の日本一、それに続いて、土佐高が夏の選手権出場となれば、もうこれ以上の幸せはありません。