追手前、センバツ出場成るか

 運命の日が、いよいよ明日に迫りました。第90回選抜高校野球大会の選考会です。

 注目は21世紀枠。追手前高が選ばれるかどうかです。全国9地区の推薦校の内、「西(近畿以西)」で1校選ばれます。西に該当する高校は、膳所(滋賀)・下関西(山口)・伊万里(佐賀)の3校なので、選ばれる確率は4分の1。この中では、伊万里高が有力で、追手前高のライバルと目されます。

 1次選考で漏れた場合は、残り7校の中から1校が選ばれます。いずれもアピール力の強い特徴を持ち、どこが選ばれるかの予断を許しません。

 追手前高は、高知県の公立校の中では、随一の伝統と大学合格実績を持つ進学校。野球部も野球オンリーではなく学業を優先した中で野球にも全力を傾注し、県大会で上位進出。強豪の高知商を撃破しての四国大会出場と、香川県の大手前高との延長の大激戦はインパクト十分です。

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  マイナス材料は、高知県からは昨年も中村高が21世紀枠で出場していることと、明徳義塾高が出場することで、センバツでは重要視される「地域性」の考慮が懸念されること。もし、選考に漏れたとしたら、5年前に専用グラウンドを持ち条件的には比較的恵まれた土佐高が私立校として初めて選出されたことと比較して、追手前関係者には無念と腑に落ちない気持ちが残ることでしょう。

 我が塾から、今春追手前高を受験する生徒は3名。いずれも俊才で、一人には私が母校の土佐高受験を勧めたにもかかわらず、追手前の方を選択。そして、一人は地元の中学校の野球部のエースピッチャー。追手前の野球部にも入部して甲子園を目指すと張り切って受験勉強に打ち込んでいます。

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  その3人が、追手前高合格を決めた嬉しい春に、入学前の時点で桜花咲く春の甲子園で進学する高校を応援できる日の実現を、心から願うばかりです。明日の吉報を心待ちしています。明日は、うきうき、はらはらの一日ですね。

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