高知高、センバツ出場決定、おめでとう!

 春のセンバツの話題。追手前高は残念でしたが、その代わりに高知高が大逆転で選出され、これで3年連続高知県からのダブル出場(88回・明徳・土佐→89回・明徳・中村)となりました。郷土の高校野球ファンには、春の楽しみが一つ増えました。

 高知県内では鎬(しのぎ)を削るライバル同士の明徳と高知学園高知学園にとっては明徳は目の上のたんこぶとも言える憎たらしい存在として目の前に立ちはだかるのが常ですが、今回ばかりは違いました。高知学園の強力な助っ人となって、甲子園出場を後押しし、好敵手同士のダブル出場を演出してくれたのです。

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  昨秋の明治神宮大会で明徳が優勝を飾ってくれ、「神宮枠」を四国に引っ張ってきてくれたからこその高知高のセンバツ出場のプレゼント。90回の記念大会ということで、普通四国は2校の枠が3校に増え、しかも、神宮枠でプラス1。ラッキーこの上ない高知高の5年ぶり春の選抜出場。

 ここは、学園関係者の皆様とともに、「明徳義塾様、様」と合掌して感謝の意を表したいと思います。本当に、ありがとうございます。

 高知高の試合は、秋季四国大会で鳴門渦潮高との試合を応援しました。中屋投手は全国クラスの右本格派。鉄壁の守備陣は健在ですし、打撃のレベルも上等です。4番バッターが、私と同じ苗字の「辻」君なのも嬉しく、熱烈なる応援をしたいと考えています。

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 ずっと前に、高知高が四国大会で優勝し、神宮大会も制した時には、県大会・四国大会の両方で高知に敗れた室戸高が、四国ベスト4の実績もあって「神宮枠」でセンバツ出場を果たしました。高知のおかげで出場した室戸高が、優勝候補の兵庫・報徳学園にベストゲームで勝った試合は、般若嫁様と三女と一緒に甲子園のネット裏で観戦し、興奮感動感激の渦に巻き込まれたことを懐かしく思い出します。

 高知高にも、室戸と同じように学園旋風を巻き起こしてもらい、大阪桐蔭日大三駒大苫小牧東海大相模慶應などの実力校を打ち破り、決勝まで駆け上がり、高知県勢同士の頂上決戦を本気で目指してほしいと熱望します。

 そうなると、先日の全国女子駅伝の第1区の鍋島選手(須崎の誇り・高知の星)の強敵ぶっちぎりの激走でトップでタスキを渡してくれた場面の感動に匹敵する感激が胸に迫りくることでしょう。

 それを実現するチーム力を確かに有していることは、鳴門渦潮戦でこの目で見て確かめていますし、秋の新人戦(選抜大会)では、明徳に競り勝って優勝もしているので、潜在的な実力は全国でも上位レベルだと確信しています。高知学園、頑張れ、応援しています!

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  それにしても、2017年11月13日の記事にて、

「準決勝で東海の雄を打ち倒した明徳が、明日の決勝で九州代表・創成館高に勝てば、神宮枠が四国に1つ転がり込むのですから。

 四国準優勝の英明高に7-8と惜敗の高知高(高知2位)にも、少なからずチャンスは生まれてきます。高松商は、英明には2-12と6回コールドの大敗を喫していますからね。」

 と洞察力を働かせ、高知高のセンバツ出場の可能性に言及した、自分自身の高校野球オタクぶりには、「さすがの慧眼(けいがん)」と自画自賛の思いが湧きますよ。