9回2死ランナー無しからの大逆転 ①

 春のセンバツ甲子園、明徳義塾・9回裏2死ランナー無しからの大逆転勝利の興奮冷めやらぬまま、高知球場に向かいます。

 野球はツーアウトからとは昔からの野球の格言ですが、まさか、一日に2回も見られるとは、信じられません。

 高知高専は8回表までは完全に主導権を握る完璧な戦いぶり。3-0で完勝ペースでした。そのままずるずるとは引き下がれない土佐高は、8回裏に意地を見せて2点を返すも、同点に追いつくチャンスを逃します。

 9回表の高専は2死満塁と攻めますが、土佐がしのぎ切り、1点差で9回裏。土佐最後の攻撃は、あっさりと9番・1番の打者が凡退し、ツーアウト。

「明徳は、ここから逆転したがやき、土佐にも気魄や心意気を見せてほしいねや。」

 と思っていると、高専投手が勝ちを急ぎ、2番福本君に痛恨のデッドボールを与え、同点の走者を出します。次打者の3番森澤君がしぶとくつなぎ、ヒットで2死1・2塁の一打同点、逆転の場面を作って、土佐応援サイドの気持ちを高ぶらせてくれます。ここで期待の4番宮地君が適時打で同点。

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  押せ押せ、イケイケの土佐の勢いは止まらず、5番石原田君が鋭く振り抜き、土佐応援席歓喜の逆転サヨナラのタイムリーヒット

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  3点ビハインドの試合を、8・9回に4点奪ってひっくり返してくれました。

 高 専 200 000 100 = 3
 土 佐 000 000 022x = 4

高専)竹崎、岩室-森下
(土佐)野中、井下、横田-山形

 これで準々決勝進出。次は、岡豊高を破った高知南高に競り勝った土佐塾高が相手です。土佐・土佐対決。28日に観戦できるのが今から楽しみです。

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