準決勝からが本番ですね

 土佐高にとっては願ったり叶ったりのこれ以上無いくじ運の良さ。こんなことってあり得るのかと思わせられるほどのベストの組み合わせです。日程的にも理想的。

 まず、私がこの目で見て判断する現時点での上位校の力関係は次の通りです。

 明徳義塾高 > 高知商 = 高知高 = 岡豊高 > 高知中央高 = 梼原高 > 中村高 = 土佐高

 ですから、できれば同じブロックに、岡豊高は絶対に入ってほしくなかったですし、高知中央高、檮原高、中村高ともやりたくなかったのが本音です。しかし、参加校数が少ないので、この4校のいずれかとは序盤にあいまみえなければと覚悟して、組み合わせ抽選の結果を見て驚き桃の木山椒の木。

 この4校いずれとも準決勝までには対戦しない組み合わせになっているではありませんか。この4校全部と離れる確率って、天文学的に低いのではないでしょうか。

 結局、初戦となる2回戦は、高知農と須崎工の勝者との対戦。つい先日の新人戦(選抜大会)でも初戦でぶつかり、0-2から逆転して、4-2で際どく土佐高が勝利を収めました。

 打力と守備力では土佐高に一日の長があると見ているので、今度はもっと点差をつけて勝ってくれると信じています。準々決勝に勝ち上がれば、安芸勢対決の桜ケ丘高と安芸高の勝者と高知工の勝ったチームとの対戦カード。

 土佐高の山に入った5校は、実は新人戦にほとんど出ていません。土佐高と対戦した高知農だけ。ほかの4校は新人戦予備選で敗れたか、部員不足で出場できなかったかのどちらかですね。

 土佐高をベスト4に勝ち上がらせるために密かに裏で仕組まれたのではないのかと、邪推したくなるほどの恵まれ過ぎた組み合わせ。ラッキー極まりない対戦カードの2戦を勝ち切れないようでは、土佐の伝統が泣きます。

 本番は、準決勝から。これまた幸運なことに、明徳義塾高、高知高、岡豊高との対戦は無く、高知商のゾーンとの対戦です。高知商は、予定では、2回戦は高知中央高、準々決勝は中村高と実力校との厳しい戦いが続きます。どこが上がってもおかしくない拮抗したチーム力。

 土佐高の試合日程は、次の通りです。


○2回戦・23日(日)第2試合(春野)

○準々決勝・10月7日(日)第2試合(春野)

○準決勝・10月13日(土)第2試合(春野)

○3位決定戦・10月14日(日)第1試合(春野)

○決勝・10月14日(日)第2試合(春野)


 準決勝までは、ピッチャーが休養十分で万全の体調で登板できる願ってもない日程ですね。

 連投となるのは、13日・14日。どちらかで1勝を挙げてくれれば、四国大会出場権を得られるので、エースの横田君にはどうか気魄をみなぎらせて頑張ってほしいですね。