本当に土佐を選んでよかったちや

 立教大学は、早稲田大学に1勝2敗で勝ち点を落としました。

 打線の不調ぶりが深刻で、早稲田戦は、6安打1点、7安打1点、4安打0点。3試合で合計2点という低調ぶり。2戦3戦は投手陣が踏ん張りましたが、この得点力で勝ち点を挙げるのは至難の業。

 2戦目に延長の末サヨナラホームランが飛び出して1-0と辛勝したものの、1・3戦では早稲田のエース・小島投手に2試合で1点と完璧に抑え込まれました。1-5、0-3、とほほのほ。

 今季立教大学の開幕カードだった東京大学戦も、終盤の8回表までリードを許す戦いぶりに、今シーズンの暗雲が予感できましたが、果たして、早くもそうなってしまいました。

 昨年は、最上級生に「熊谷・笠松・山根・大東」という長打力&安定感のある四天王が居て、大事な場面では誰かが効果的なタイムリーヒットをかっ飛ばし、立教を勝利に導いてくれました。

 その中心選手たちに代わる打撃の核となる選手の出現を期待し、春には大阪桐蔭高出身の三井選手が活躍してくれたのですが、秋には不調に陥り、早稲田第3戦ではメンバーから外されました。

 次の試合までは2週間のインターバルがあります。打線を立て直して、法政大学・慶應大学明治大学すべてから勝ち点を奪い取って、優勝戦線に絡んでくれることを期待します。

 現在、2連覇中の慶應義塾大学と今季好調で久しぶりの天皇杯奪取を狙う法政大学が勝ち点2でトップ。この2校との直接カードが残っているので、立教セントポール打撃陣の奮起を望みます。


 ちなみに、早稲田大学のエース・左腕の小島投手は、もう4年生。シーズン後には、プロ志望届を提出する予定だそうです。

 小島選手と言えば、浦和学院高校3年時の春の選抜大会初戦で、21世紀枠で出場した我らが土佐高の前に立ちはだかり、シャッタアウトされた苦い思い出があります。

 あれから、もう4年と半年の月日が流れたのですね。コニちゃん(慶二先生)、般若嫁様と三女の「カボちゃん」さんとネット裏に陣取り、周りの観客を驚かせるほどの熱烈応援をしたことを懐かしく思い出します。

 当時、中3になったばかりの「カボちゃん」さんは、志望校を高知西高と追手前高にしていましたが、「甲子園での全力疾走」を見せて心を揺さぶり、土佐高志望に導こうという目論見で連れていったことが図に当たり、試合後には「土佐高を目指してみようかな」に変わってくれました。

 そして、3年後の春、土佐高で同じクラスの級友である主将・吉川周君の代のチームを、再び春の甲子園で応援できることになった時には、「本当に土佐を選んでよかったちや」と言ってくれて、無理矢理っぽく土佐を勧めた立場のものとしては、ホッと胸をなで下ろし、嬉しくなったものです。

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