土佐VS市商 伝統の一戦 ①

 土佐の試合でした。

 試合前から、選手全員にファイティング・スピリットがみなぎり、この一戦にかける心意気が伝わってきました。気合の入った掛け声が飛び交い、部全体が打倒高知商に燃えています。

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 試合前のシートノックを見ていると、現時点では合格点。内野陣は鍛えられ、きびきびとした動きで、ダッシュ、キャッチ、スローといずれも安定し、安心して見ていられます。

 横田投手が頑張って、内外野の守備が盛り立てて、接戦に持ち込めば、ひょっとするとひょっとしてという期待感を土佐応援サイド持たせてくれます。

 試合が始まりました。1回裏いきなりの大ピンチ。2死満塁で、カウントは3-2。ワンヒットで2点先制されますし、ボールでも押し出しの1点を与えてしまい、市商に勢いを付けられる場面です。頑張れ、横田投手。土佐応援サイドのみんなの願いが叶い、絶体絶命の場面をしのぎ切ります。

 ここで打たれていれば1回にして早くも勝負ありだったので、心からほっとさせられました。

 2回・3回・4回・5回と、いずれもスコアリング・ポジションにランナーを背負うピンチの連続。土佐のエースは、集中力を高め、気魄の投球で相手打者を打ち取ります。外野は守備の位置取りを的確に行い、あわや適時打という当たりを際どくキャッチ。市商打線に得点を与えません。

 なんと、1~6回まで、000000。6回連続無得点に抑えてくれます。タイムリーを打てそうで打てない。これは土佐の試合のペースであり、リズムであります。市商サイドにはもどかしく、じれったい試合展開。

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 しかし、土佐打線は、フォアボールやヒットでチャンスを作るものの、こちらもタイムリーヒットを打たせてもらえず、7回表を終わって0-0。7回表に、2死1・3塁の絶好のチャンスが訪れ、1番石原田君のいい当たりがレフトを襲いますが、正面をつき逸機。

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 その裏、遂に1点を失い、ここで勝敗は決しました。土佐にとっては咽喉から手が出るほどにほしかった先制点。格上の相手ですから、接戦に持ち込めて、先制できれば、焦りを誘うことができたのですが…。

 To be continued(=続く)